新疆の氷河、急速に後退=中国科学院

【大紀元日本5月10日】ここ30年間、気温上昇により、新疆にある氷河融解が急速に進み、それに伴って氷河面積が大きく減少していることが最近の研究でわかった。6日付の英BBC中国語版が伝えた。

同研究は中国科学院の寒旱所氷凍科学実験チームによるもので、同院が発行する『第4紀研究』誌に発表された。研究対象となった新疆の1800の氷河の総面積は、過去26~44年間で11.7%減少し、それぞれの氷河面積は平均して0.243平方キロメートル減だということが判明した。また、氷河の融解による表面流路が全体的に増え、気温による変化は一層加速されるとみられる。

タリム河流域において、氷河の融解が速まると洪水や土石流などの自然災害が引き起こされる一方、長期的には、下流域の水資源枯渇を促すと同研究は警告した。

さらに、気温の上昇が続くと、今後30~50年間は新疆地区の氷河は融解し続けるという。専門家は、氷河の後退は新疆のオアシスの気候に一定の影響を与えるとの見解を示した。

(翻訳編集・余靜)
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