米墜落ヘリの中国流出 パキスタン政府幹部が否定

【大紀元日本5月14日】パキスタン政府幹部は12日、米軍がビンラディン容疑者を殺害する際に墜落したヘリの残骸を中国側に渡さない考えを示した。VOAが報じた。

作戦中に何らかの不具合が原因で墜落したヘリは飛行音を抑え、レーダーに探知されにくいステルス機能を持っていると言われる。米軍は作戦の最後にヘリを爆破したが、機体の尾翼部分は燃えずに現場に残った。

あるパキスタンの政府幹部は米ABCの取材に対して、中国側はへりの残骸に興味を示していると話した。米政府も残骸がステルスを開発中の中国側に流出することを懸念している。

一方、パキスタンのフセイン・ハッカニ駐米大使は11日、米CNNの取材に対して、「中国と技術をシェアすることはない。中国側も(ヘリの残骸に)興味を示したことがない」と、提供の可能性を否定した。

しかし、米政府幹部はパキスタンがまだ中国にヘリの残骸を見せていなければ、「それは大変な驚きだ」と、パキスタン側の説明に疑問を呈した。

元ホワイトハウスの対テロ顧問リチャード・クラーク氏は、「パキスタンは中国から軍事援助を受けているため、中国へのお返しをずっと考えている」と話した。

1月に初飛行を行った中国初となるステルス機「殲20」は1999年のコソボ紛争の際にセルビア上空で撃墜された米軍のF117ステルス攻撃機の技術をベースにしていると言われている。

(翻訳編集・高遠)
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