元ナスダック上場の中国企業 経営陣ら、詐欺の疑いで起訴へ ウォール街に波紋 

【大紀元日本5月18日】米ナスダックでの上場が廃止となった中国企業・新華財経有限公司の米国支社の元経営陣3人がこのほど、米国内で詐欺の容疑で起訴された。同社の創業者の1人、フレッディ・ブッシュ元CEOが含まれている。米国経済界の有名人複数が本案に関連しているため、米国証券業界に衝撃を与えている。

同社は、インデックス・格付・金融ニュース配信・IR/PRなどの金融関連情報とサービスを提供している。日本支社(新華ファイナンスジャパン株式会社)は2000年に設立され、東証マザーズに上場している。

2010年、同米国支社に不正融資の疑惑が浮上し、後に米ナスダック市場での同社株価が急落を続け、最高値から99%の下落を記録した。2011年3月、株価が長期にわたり1ドルに満たないため、ナスダックでの上場が廃止となった。一方、東証マザーズに上場している同日本支社の株価は、2005年の14万円から現在の千円台に下落している。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。