北京 水不足都市で国内トップに

【大紀元日本5月20日】北京水不足が深刻化している。北京市民一人当たりが保有する水資源量は、数年前は300立方メートルであったが、最近は100立方メートルと3分の1近くにまで減少し、国際的な平均値である1000立方メートルを大きく下回っている。北京は、中国で最も水が不足している都市の1つとなった。

北京市水務局によると、同局はこのほど「都市水生態の改善、再生水使用の普及」を主題とした活動を行い、水資源が不足している現状について、市民に明らかにした。

域内に大河がない北京市では、水資源の多くを降雨に頼っているが、1999年以来、降雨量の少ない年が続いた。同市は1949年の現政権、執政以来、もっとも長く、もっとも深刻な干ばつに直面している。平均降水量は往年の平均値に比べ20%減少、使用可能な水資源量は48%減少しているという。

北京市は、03年以降、再生水を全市の水資源配置計画の中に組み込んだ。昨年の再生水の年間使用量は6.8億立方メートルと、水の総供給量に占める割合がそれまでの8%から19%に拡大した。今や再生水は、北京市にとって不可欠な「水源」といえるだろう。

(翻訳編集・坂本)
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