英国バイリンガル子育て奮闘記(90)「私、何人?」(2005年)
【大紀元日本6月8日】中学卒業資格試験のGCSEが6月に終わった後の夏休みは、学校の切り替え時期でもあり、長くて宿題もない。バイトをする時期でもある。前々から、この時期を狙って日本に連れて行こうと考えていた。
その頃、思春期のアイデンティティー・クライシスのような様子もみせており、「私、何人?」と突然尋ねられた。ハーフでなくても、自己確立の段階で精神的に不安定な状態にあった。「英国生まれの英国育ちでコーンウォール人でしょ。たまたまお母さんの国の文化を知っているだけよ」と答えたら、「知りすぎてる」という言葉が返ってきた。
これは大変。知らない方がよかったのかしら。この時期にどちらかの文化に決めておかないと、不安定状態が長引くとも言われ、思い切って「日本」を捨てさせることにした。日本へのフライトは日本語名で予約してしまったが、「英国人として、お客様として、日本を訪問する」ことを強調した。英国の国旗とコーンウォールの黒と白の十字の入った国旗のワッペンを買い、鞄に縫い付け、「ほうらね。コーンウォール人だからね」と視覚にも訴えるようにした。
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