英国バイリンガル子育て奮闘記(90)「私、何人?」(2005年)

【大紀元日本6月8日】中学卒業資格試験のGCSEが6月に終わった後の夏休みは、学校の切り替え時期でもあり、長くて宿題もない。バイトをする時期でもある。前々から、この時期を狙って日本に連れて行こうと考えていた。

その頃、思春期のアイデンティティー・クライシスのような様子もみせており、「私、何人?」と突然尋ねられた。ハーフでなくても、自己確立の段階で精神的に不安定な状態にあった。「英国生まれの英国育ちでコーンウォール人でしょ。たまたまお母さんの国の文化を知っているだけよ」と答えたら、「知りすぎてる」という言葉が返ってきた。

これは大変。知らない方がよかったのかしら。この時期にどちらかの文化に決めておかないと、不安定状態が長引くとも言われ、思い切って「日本」を捨てさせることにした。日本へのフライトは日本語名で予約してしまったが、「英国人として、お客様として、日本を訪問する」ことを強調した。英国の国旗とコーンウォールの黒と白の十字の入った国旗のワッペンを買い、鞄に縫い付け、「ほうらね。コーンウォール人だからね」と視覚にも訴えるようにした。

▶ 続きを読む
関連記事
無神論だった女性が、2度の「死」を経験したと語ります。「天国で神に会った」という臨死体験が、彼女の信念を変えました
エレベーターより階段を選ぶだけで、心疾患による死亡リスクが約40%低下するかもしれません。約50万人のデータが示した階段上りの健康効果と、1日に上る目安の階数を専門家が解説します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
便秘の原因は水分不足だけとは限りません。中医学で考える3つのタイプと、食事、ツボ押し、排便姿勢の工夫を紹介します