ロシア、油田開発で日本に参画求める 「中国をけん制」
【大紀元日本6月10日】ロシアの国営石油最大手ロスネフチが、オホーツク海大陸棚の「マガダン鉱区」と「東シベリア鉱区」の油田開発をめぐり、日本企業の参画を求めることを決めた。ロシア経済紙コメルサントは7日、これには「中国に圧力をかける狙いがある」と分析した。
ロシア紙RBKデイリーによると、ロスネフチはすでに今月初めに経済産業省(日本)と協議を行い、マガダン1、2、3号ブロックと、東シベリアの11カ所の石油埋蔵量などについて、今年中にも共同調査をスタートすることに合意した。有望な鉱区が見つかれば、探鉱を手掛ける日ロ合弁会社を新設するという。さらに将来的に、石油精製工場や一連の石油化学企業の設立についても合意している。なお、日本側が探査のすべての費用を負担するという。
日本経済新聞によると、今回の開発に日本からは、政府系の国際石油開発帝石(INPEX)や石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が参加する方向で調整している。日本側の出資は最大49%という。
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