可塑剤入り食品286トン処分=台湾

【大紀元日本6月14日】11日、台湾の各県市で可塑剤が混入された食品の一斉処分が行われた。総量は286トン。馬英九大統領は当日の午前、彰化県において現地の処分始動セレモニーを主宰した。

当日、台北市、台中市、高雄市、新竹県などの県市で合わせて286トンのカプセル状の食品やフルーツ飲料、スポーツ飲料が、焼却炉や汚染処理工場で処理された。統計によると、11日の夕方までに台湾の可塑剤食品問題は、ほぼ300社にのぼる960種類以上の食品に波及したという。

台湾衛生部は13日、専門家を招集し、可塑剤の1日あたりの許容摂取量(TDI)について検討した。今回一掃された可塑剤はDEHP、DINP、DBP、BBP、DIDP、DNOPの6種類を対象としている。

DEHPなど発がん性のある可塑剤騒動は先月、台湾や香港で広がった。中国国内でもインスタントラーメンなどの食品から検出されている。

 (翻訳編集・坂本)
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