悪名高い国家への中国の支援、得もあれば損もあり=米メディア

【大紀元日本6月29日】「情勢の不安定な地域、特に人権弾圧で悪名高い国でよく中国政府の姿を見かける」―米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、このように報道する。イランやジンバブエ、スーダン、ミャンマー、北朝鮮と、どれも人権弾圧と独裁国家という烙印が押されているが、これらは中国の盟友国である。今、「大国」という名をやっと手に入れた中国が悪き仲間と手を切ろうとしないのは、経済発展に必要不可欠なエネルギーと炭鉱資源を確保するとともに、戦略的な影響力を構築する目的があるため、と同報道は指摘した。

それによると、「多くの欧米先進国が関わりを持ちたくない、あるいは関わりを持てない地域で、経済発展のためにエネルギーと天然資源を中国は探っている」と述べた。

中国がアフリカから輸入する石油は、総石油輸入量の3分の1強に達する。専門家は、「その輸入枠を失うと、中国の経済成長は維持できなくなる」と指摘する。

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