漁村住民2千人が抗議活動 土地収用と補償金横領問題などで=中国江蘇省

【大紀元日本6月30日】江蘇省啓東市郊外の漁村で6月6日、土地収用および漁場汚染に関わる補償金などをめぐって、住民約2000人による大規模な抗議活動があった。

また10日、発電所の門前で連日抗議する住民らに対して、現地政府が数百人の武装警官を出動させたところ抗議者らと衝突。10数人が逮捕、数人の負傷者が出たという。

住民らは主として養殖業で生計を立てていたが、その養殖業に必要とされる海沿いの土地が埋め立てられ、大唐呂四港発電所が建設された。しかし、土地収用にあたり、被害住民に支払われるはずの補償金は村幹部に横領されていた。さらに発電所の影響により付近の海が汚染され、養殖業を続けられなくなったことなどが事件の背景にある。

事件の発端は6日、ある漁民が発電所付近で漁をしていたとき、発電所の警備員に殴られたことによる。以来、不満を訴える住民らによって、発電所前で連日の抗議活動が続けられていた。

(翻訳編集・高遠)
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