住民への暴力事件 強制立ち退きをめぐって=山東省
【大紀元日本7月12日】山東省臨沂市近郊で土地の強制収用をめぐって、住民らが村の幹部に雇われたグループに狩猟用の銃で撃たれるなどの暴力事件が起きた。27人が負傷、6人が意識不明の重体に陥っているという。
事件が起きたのは同市の苍山県卞荘鎮大新荘村。この村では2009年から、住民が自主的に建築した住宅は違法として、いったん取り壊し、集合住宅を建設する計画が進められている。しかし、村幹部が同様に自主的に建てた住宅は立ち退きの対象外となった。そのうえ、立ち退きの補償金が少なく、不満に思った住民と村は対立が続いていた。
7月2日、村民たち約200人が村委員会の事務所に抗議を行ったところ、十数人に射撃され、ナイフで切り付けられたりした。
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