「短命道路」、仮開通の直後に崩落 死傷者も=中国雲南省

【大紀元日本7月13日】雲南省で工事費21億元(約252億円)をかけて新設された道路が、仮開通の期間中に、一部が崩れ落ちる事故が起こり、「史上最も短命な道路」となった。この事故により2人が死亡、2人が負傷した。当局は「豪雨による影響だ」と釈明しているが、「この道路の建設は公式に許可されておらず、検査を受けずに開通させた」と、新華社通信の報道を引用して国内紙・昆明日報が報じた。

それによると、6月30日の開通式典を控えていた全長92キロのこの道路は、26日に試走が開始されたが、その翌日に事故が発生したという。

事故原因について、政府関係者は集中豪雨による地盤の緩みと、用水路及び排水路に溜まった水が道路に強い衝撃を与えたためと釈明しており、手抜き工事ではないとの見方を示した。

さらに、2009年10月に着工した同道路の設計案は翌5月になって許可されたことが明らかになり、許可が下りる前に着工された、違法工事の可能性があると同記事は指摘した。工期を早めるために60日間という短期間の突貫工事が行われ、最終検査を待たずに仮開通していた。6月30日に開通式典を予定していたが、事故のため中止となった。

(翻訳編集・余靜)
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