新疆カシュガルで連続襲撃事件 19人死亡 政府弾圧への報復か

【大紀元日本8月2日】新疆ウイグル自治区カシュガル市で7月30、31日の両日に発生した襲撃事件で、容疑者6人を含め、少なくとも19人が死亡、数十人が負傷した。カシュガル市当局は、事件は反政府組織が仕掛けたテロ攻撃と断定するが、ウイグル人権団体は、事件の背景には中国政府によるウイグル族への長期にわたる弾圧と排除があると反発する。

カシュガル市政府の公式ページによると、30日の事件では、午後11時45分ごろ、同市グルメ街で男性2人が、信号待ちをしていたトラックを乗っ取り、刃物で運転手1人を殺害した後、トラックで通行中の民衆に突っ込んだ。2人はさらにトラックから降りて通行人を次々と襲い、6人を刺殺し、28人にけがを負わせた。乱闘の中、容疑者1人も死亡したという。

この襲撃事件から17時間経った31日午後4時半ごろ、同市香榭大街で容疑者5人が飲食店に侵入して店主と従業員1人を殺害し、店舗に火を放った。その後5人はレストランの外で4人を殺害し、12人を負傷させたという。公安当局は容疑者5人を射殺した。

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