新築住宅 セメント入れ忘れ 「おから工事」より手抜き=安徽省

【大紀元日本8月2日】安徽省毫州市蒙城県に建設された新築住宅「和諧家園」に引っ越した葛さんは、部屋の天井に突起した場所があると気付き、へらで直そうと触れたところ、1平方メートルほどまるごと抜け落ちてきた。

抜けた天井からは、細くて錆びた鉄筋が露出。部屋の壁も叩くと太鼓のように中は空洞。他の棟に住む許さんは、足踏みをすると床が激しく震動し、壁も揺れ動くと話す。「怖くて住めない」と住民らは言う。

国内メディア・凱迪社区の報道によると、「和諧家園」は全部で19棟。今年6月に竣工したばかりの新築住宅だ。住民らの指摘に対して、施工業者・蒙城県第4建築会社は、建設時に「セメントを入れ忘れた」と釈明した。

さらに、設計上では底床の厚さ120ミリに対し、実際の床はその3分の2の82ミリであることが発覚。それでも竣工検査を通過していた同工事に、「おから工事より手抜き」と住民らは憤慨している。

同省の安慶市では先月も、低中所得者向け住宅「保障房」の手抜き工事が明らかになっている。亀裂や水漏れが住居内外の各所に現れるほか、屋上に上った住民の足下の屋根が落下し、片足が最上階に住む住民の寝室の天井にはまるという事故が起きている。

(翻訳編集・張凛音)

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