中国製のニセ免許証が出回る 未成年の飲酒運転を助長=米国
【大紀元日本8月9日】米国家運輸安全委員会(NTSB)の統計によると、毎年5月から9月の間に、一日平均16人の未成年者が飲酒運転事故で死亡しているという。その背後には、未成年者らが偽運転免許証を身分証に使い、バーで飲酒するケースが増えているからだという。
米ワシントン・ポストによると、偽運転免許証作製の請負先のメールアドレスは、米国内各地の大学キャンパスや高校に出回っており、誰でも簡単に発注することができるという。
米政府機関などに検出装置を提供するIntellicheck社の総責任者スティーブン・ウィリアム氏によると、これらの偽運転免許証の多くは、中国で作られている。中国は価格や製造コストの点で他国より優位にあり、さらに「リバースエンジニアリング」を利用して、米国内の多くの州の免許証の偽造ができるという。毎年少なくとも1万件以上の偽運転免許証が中国から米国内に送られており、上昇する傾向だという。
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