「温家宝は親しみやすいが、政権内部で孤立」=国際英字紙

【大紀元日本8月11日】国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは8日の紙面トップで、温家宝首相が中国最高指導部で孤立していると報じ、「同首相が公に約束した事項の多くは政府レベルで実現していない」と指摘した。

7.23高速鉄道事故発生後、温首相は5日後の28日、事故現場で「開かれた透明度の高い」政府調査を行うと約束した。しかし、その翌日、メディアによる鉄道機関の不正と幹部汚職の報道は禁止され、ミニブログでの関連情報の発信も規制された。

2008年、四川省大地震の際には多くの校舎が倒壊し、学生が大量に死亡した。被災地を訪れた同首相は当時、校舎の不良建築問題を徹底的に調べると公に発言した。しかし、その後、いかなる調査も行われておらず、調査を要求し続ける支援者は相次ぎ身柄を拘束された。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。