ユニバーシアードにミサイル配備 「安全確保のため」=中国・深セン

【大紀元日本8月13日】12日、広東省深セン市でユニバーシアード競技大会が開幕した。これに伴い、当局は安全確保のため、同市内の空地に「中国愛国者のミサイル」と称される地対空ミサイル「紅旗9」および100ミリ自動高射砲を配備した陣地を敷き、航空機テロなどに備えているようだ。

香港紙・星島日報によると、最近大陸のネットユーザーが軍事サイト「鉄血社区」上で、深セン市・華僑城康佳電視公司本部からそう遠くない場所にある空き地に配備されたミサイルや、10台以上の軍車両の写真を掲載した。ほとんどの車両にはシートが被せられているものの、車上のミサイルなどの各種設備の存在が確認できる。

公開された写真には、大型車両に搭載された中国独自の開発による長距離地対空ミサイル「紅旗9」やフェイズドアイ・レーダー、さらに1列に並べられた100ミリ高射砲(少なくとも5基)などが写っている。

この陣地の入口には「軍事禁区」の標識が立てられ、競技大会の保安維持を目的としている。あるネットユーザーは、08年北京五輪の際、軍は近距離地対空ミサイル「紅旗7」を配備したが、今回「紅旗9」を出動させたことから、当局がいかにユニバーシアードの安全維持を重要視しているかがうかがえると指摘する。

ネットユーザーからは、「大袈裟すぎる」という指摘の声が多く上がっているうえに、このような住民に迷惑のかかる大型イベントは少なくすべきという声もある。

(翻訳編集・坂本)
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