六価クロム不法投棄の村 多くの村民がガンで死亡=雲南省

【大紀元日本8月22日】先日、猛毒六価クロムの不法投棄問題が伝えられた雲南省曲靖市陸良県の興隆村では、近年多くの村民がガンにより死亡している。「ガン村」となった村の住民らは長期にわたり化学工場などからの汚染物質により苦しんでいる。

化学工場が廃棄する猛毒六価クロム

問題が起きているのは興隆村付近を流れる南盤江だ。南盤江は、珠江のもっとも大きな支流となる西江に流れ込む。付近には、六価クロムを大量に不法投棄したと報じられている和平化学工場のほかにも製紙、化学肥料、亜鉛などの工場が存在する。ここ数年、村の水源は使用できず作物も育たなくなっているうえ、この村で死亡した人の30%の死因は、ガンであったという。

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