大連の石油関連施設でまた火災 1年間で4件目

【大紀元日本8月30日】29日午前10時ごろ、中国遼寧省大連市にある中国石油大連石化分公司の、ディーゼル油800トンを貯蓄するタンクで、火災が発生した。昨年7月以降、大連では石油関連施設の火災が相次ぎ、今回で4件目となっている。

中国新聞社(中新社)の報道によれば、今回の火災は作業員の操作ミスで発生した静電気の火花が原因。鈍い爆発音の後、火が燃え広がり、高さ30メートルほどの黒煙が発生した。目撃者は、大連市内からもはっきりと見えたと証言し、刺激臭も遠くまで漂っていたという。

炎上したタンクの周辺には、ほかに3基のディーゼルタンクがあるが、事故後の処理で油が海に流出することはなかったと報じられている。

今回の火災は約3時間後の午後1時20分ごろに鎮火され、死傷者は報告されていない。

先月16日、同社施設内にある1千万トン常圧減圧蒸留装置熱交換器で漏れが生じ、火災事故があったばかり。昨年7月に起きたパイプラインの爆発から、同様な火災は今回ですでに4件に上り、住民の批判は必至だとみられる。

大連市では今月14日、石油製品パラキシレン(PX)工場の撤去を求める大規模抗議デモが行われた。「PXがまだ解決していないのに、また火災か」と市民は怒りを口にしている。

(翻訳編集・余靜)
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