突然の警戒等級引き上げ 空港では混乱と衝突=北京上海

【大紀元日本9月1日】北京首都国際空港と上海虹橋空港では8月28日、突然、警戒等級を2級にアップし、安全検査が強化された。そのため、いくつかの出発便の時刻が遅れ、乗客1000名以上に影響が出た。また突然の措置に怒った乗客と安全検査員が何度か衝突するなどし、空港内には一時混乱が生じた。

警戒等級2級は2008年の北京五輪や2010年の上海万博の際と同じレベル。安全検査の内容には、乗客が靴を脱ぐこと、ベルトを外すなどが新たに追加され、半数の利用者のスーツケースが開けられ、チェックを受けた。検査時間が大幅に伸びたため、多くの利用者が空港内にとどまることになった。

不満を爆発させた乗客は安全検査員と衝突した。チケットをキャンセルした乗客も少なくない。「安全検査のせいで飛行機に乗ることができないなんて、おかしな話だ」とある乗客は訴えた。

今回の検査強化の理由は今でも明らかにされていない。香港紙・東方日報は、警戒等級引き上げは新疆ウイグル自治区ウルムチで1日に開幕する「中国・アジア欧州博覧会」に関連する安全対策強化の一環だと指摘した。同自治区内の空港で最近、危険物の発見が相次ぎ、ウルムチ空港でも8月27日から安全検査が強化されている。

(翻訳編集・王知理)
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