出稼ぎ農民、入園禁止 身なりが問題=陜西省西安市

【大紀元日本9月2日】陜西省西安市の公園で休憩をしようとした数人の出稼ぎ農民は、身なりやマナーがよくないとの理由で保安関係者に追い出された。保安関係者らは、公園の真向かいが役所で、幹部らが公園を出入りするため、彼らの存在が適さないという理由も付け加えた。一方、追い出された出稼ぎ農民らは差別され憤っている。

陜西テレビによると、8月27日に西安市に出稼ぎに来た農民の秦さんが、数人の仲間と一緒に永陽公園で休憩しようとした際、公園の保安関係者らに金砕棒のようなもので追い出されたという。秦さんは「不公平だ。市民が公園に入れるのに、なぜ農民は入ってはいけないのか」と反発した。他の出稼ぎ農民も、以前同じような体験をしたと語っている。

永陽公園の保安関係者によると、出稼ぎ農民らが出すゴミは多く、園内の施設も壊される。また、近くの役所の幹部らが公園を出入りするため、「イメージ」が悪くなるという。「景観と施設を保つため」に公園側は最近すべての農民の入園を禁止している。農民らが自身のマナーを高めれば、入園禁止はなくなると公園側は主張している。

(翻訳編集・余靜)

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明