「天下の奇観」20メートルの大逆流 見物客数十人が負傷=銭塘江
【大紀元日本9月3日】中国で昔から「天下の奇観」と称され、河口から川の水が逆流する「海嘯(かいしょう)」が発生することで有名な浙江省海寧市の銭塘江の河口。8月31日、ここ9年で最大の潮位を観測した。大潮を迎えたこの日、台風の勢いも加って、見物客ら数十人が、巨大な大逆流に押し倒されるなどしてけがをした。
同日午後1時半ごろ、20メートルにも達した大逆流は堤防を越え、河口を覆うようにして大勢の見物客を襲った。見物客らは大波から逃げる際に転倒して骨折するなどし、数十人が負傷した。
本紙記者は負傷者の情報を知るため、河口に近い老塩倉派出所に電話をかけたが、警官は、当局宣伝部に聞いてほしいと述べるにとどまり、詳細を明らかにしなかった。
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