行方不明の知的障害者、3年も監禁されていた 家族が真相究明へ=河南省
【大紀元日本9月3日】中国河南省嵩県の宋嶺村ではこのほど、3年前に行方不明になった重度の知的障害者の男性が、刑務所にずっと監禁されていた事実が発覚した。家族が真相究明のために、地元メディア・河南商報に取材、調査を依頼したことで事件が明らかになった。
今年34歳の呂天喜さんは生まれつき重度の知的障害を患っていた。3年前、彼は家を出たまま行方不明になった。聾唖と全盲の母親は長年寝たきりで、年配の父親も息子を探す余裕がなかった。彼は何かの理由で亡くなったのではないかと家族は諦めていたという。
今年7月11日、同省の三門峡監獄から村役場に一本の電話が入って、事態が急展開した。刑期満了で釈放される「田星」という名前の犯人はこの村の出身だと自称していたため、身元を引き受けて欲しい、との内容だった。
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