中国でもポリオウイルス感染

【大紀元日本9月22日】世界保健機関(WHO)の発表によると、パキスタンで感染拡大しているポリオウイルスが中国でも確認された。

十数年前に中国で撲滅したとされるポリオウイルスは、9月はじめに新疆ウイグル自治区のホータン地区で感染が確認された。9人の感染例が報告されて、そのうちの一人が死亡した。

WHOは、中国新疆で確認された同ウイルスはパキスタンのものと同じ遺伝子を持っていると公表した。

ポリオ感染は西半球ではほぼ撲滅されている。世界でポリオが発生しているのは、中国の新疆、ならびにインド、パキスタン、アフガニスタンである。

WHOは、同ウイルスがアジア各地に広がるリスクが「高い」として警戒を呼び掛けている。

ポリオの伝染性は非常に高い。神経へのダメージが強く、小児まひの後遺症を起こす恐れがある。その伝染ルートは主に、食物、飲用水と排泄物である。

(翻訳編集・叶子)
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