陥没、亀裂 1000億円の高速道路、わずか半年で修復へ=中国甘粛省

【大紀元日本9月30日】全長235キロ、建設費87億元(約1044億円)の甘粛省「天水―定西」高速道路は、完成からわずか半年後に大規模な修復工事が行われている。すでに一部区間で陥没、亀裂、地盤の崩れなどが起きているからだ。

甘粛省当局の担当者は27日に記者会見を行い、「天水―定西高速道路は2007年10月に建設が始まり、2010年12月に全線開通した。しかし今年の6月下旬に道路で地盤の崩れなどを発見したため、修復工事を開始した」と説明した。

一方、国内メディアの報道によると、この高速道路をいつも利用するドライバーは、この高速道路は開通からまもなくして、路面に多くの陥没、亀裂が発生し、路面に凸凹ができているのを目撃しており、当局側の説明に不信感を持つ市民は多い。

また当局は、「現場検証と調査によると、道路に使われた原材料が(安全基準に)不合格のものであったこと、施工過程の監督が不行き届きであること、悪天候の中での作業など労働環境の不整備の3つが、修復工事に至るまでの主な原因」と付け加えた。

しかしネット上ではこれに反論する声が広がっている。ユーザーネーム・子非魚は、「汚職と政治腐敗が主因。請負や落札の過程で多くのカネが当局の関連部門に横領されたんだ」と反論した。別のユーザー・貧乏タンは、「アメリカのハイウェイ・I-235は、1955年に建設された道路だが今でも現役だ。中国の道路はいったいどうやって造られたんだ」と嘆いた。

(翻訳編集・王知理)
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