青島市公安に激震 暴力団との関係が明らかに

【大紀元日本10月11日】国内紙・新快報の劉虎記者は、ツイッターの中国版にあたる「微博」で、9月29日夜、山東省青島市の公安や地区当局の高級幹部が、暴力団と緊密な関係があるとして次々と逮捕されたという、衝撃的なニュースを暴露した。

劉虎記者の微博によると、逮捕されたのは、青島市李滄区公安局の馮越欣(フォン・ ユエシン)局長、北区公安局の于国銘(ユー・グゥオミン)局長、南区刑警大隊長や崂山政法委書記ら高級幹部4人。

このニュースの後、山東省公安庁の宣伝部は、前述の4人が聶磊(44)の率いる青島市最大の暴力団と密接な関係を持っていることを明らかにし、公安当局幹部らを逮捕したとの事実を発表した。同暴力団トップの聶磊と団員約130人が昨年9月、殺人・売春・麻薬販売などを含む10以上の犯罪に関与したとして逮捕されている。

聶磊の息のかかった人脈は、青島市政府高官から警察官にまで及び、特に公安局、検察院、裁判所に多い。政界や法曹界の一部の幹部職は、聶磊が金を動かして手に入れたポストであるため、彼は「地下組織の長」と別称されている。

「私が死ぬなら、皆(暴力団を擁護するもの)と一緒に死ぬ」と、組長である聶磊が刑務所で述べたと、新快報は伝えている。同暴力団が20年で築き上げた当局側の闇の人脈は、この話を聞いてすぐさま動き始め、聶磊の「救助」活動を展開したが、中央政府からこの事件の裁判は厳しく処理するよう指示が出されたため、幹部4人の逮捕にこぎ付けたという。

 (翻訳編集・王知理)
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