数十トンの濃硫酸が嘉陵江に流失 現地政府「水質に問題なし」=四川省
【大紀元日本10月24日】 四川省広元市で16日、2台の大型タンクローリーが追突する事故が発生した。積載した濃硫酸の大半が、付近の内陸河・嘉陵江に流れ込んだ。現地政府は、水質は汚染されていないと公表し、現地市民への生活用水の供給を止めていない。専門家らは環境への深刻な汚染を指摘している。
ラジオ自由アジア(RFA)によると、同日午後、同市の広陵高速道路上で発生したこの追突事故で、タンクローリーの注入口の弁が破損したため、38トンの濃硫酸が大量に漏れ出した。同市環境保護局の責任者は、大部分の濃硫酸が嘉陵江に流失したと公表している。
同河は地元市民の生活用水の水源である。
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