北京レジャースポット 夜中に強制取り壊し

【大紀元日本10月26日】北京都心部に立地するレジャースポット「尚8創意産業園」に20日夜9時ごろ、鉄製ヘルメットや木の棒を手にした100人あまりの男性が突然乱入し、敷地内の店舗のガラスや、展示品の家具などを破壊する事件が起きた。店員など7人が男らに暴行を受け、負傷している。

少なくともブルドーザー3台で、同園内の建物を強制的に取り壊した男性らは、自らを「建物撤去屋」社員と称し、「園内の企業が期限内に引っ越さなかったために、強制的に建物を取り壊した」と主張している。

中国国内の報道によると、「尚8創意産業園」が利用していた土地は、もともと北京市が運営する電線ケーブル会社が所有していた土地で、双方は2007年に8年間の賃貸契約を結んでいた。しかし昨年の半ば、この土地は市の再開発計画の対象となったため、園側との交渉や連絡もなく、無断で不動産開発企業に売却されていた。

同園にはデパートや映画館、スーパーなどが営業するショッピングモールもあり、同園に出店していた企業の投資総額は8000万人民元に及ぶ。土地の賃貸契約もまだ満期に達していないため、賠償金に関して、出店企業と北京市の電線ケーブル会社、不動産開発企業の3方が法的手段で解決を予定しているはずだった。

裁判は11月に始まる予定だったが、その前に今回の強制取り壊し事件が発生し、同園運営者たちは驚きを隠せない。事件の詳細は調査中。北京市電線ケーブル会社は事件との関連を否定しており、不動産開発企業も、事件についてのコメントを拒否している。

(翻訳編集・陳櫻華)
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