シチズン部品工場 1000人ストライキ=深セン

【大紀元日本10月27日】広東省深セン市にあるシチズン時計の部品工場で1000人以上の従業員が17日から、給与、保険、年金などの改善を求め、ストライキを行っている。地方政府の介入で25日には収束をみせている。英BBC中国語ウェブ版が報じた。

ストライキがあったのはシチズン時計とシチズン東北が出資する冠星精密グループの工場。同工場はシチズン社に針などの腕時計の部品を生産・提供している。17日からのストライキに、従業員2000人のうち1178人が参加したという。

ストライキのきっかけは、工場側が一部部門の従業員の給与体系を「成果報酬型」から「時間報酬型」に改めようとしたこと。それに反発する一部の従業員がストライキを始め、ほどなく工場全体に広がった。従業員らは今回の給与体系のこと以外に、2005年から「トイレ、水飲みの時間」と称して毎日40分間の労働時間を工場側に差し引かれたことや、従業員の国の福利福祉に影響しかねない、工場側の保険当局への社会保険料の不払いなどを批判した。

ストライキは地方政府の介入により、25日まで120人ほどの労働者が続ける以外、労使双方は妥協案に同意したという。

シチズンの最新年報によると、4割のシチズン製品が日本以外で作られている。特に中国はメインの生産地域という。シチズンは、中国での生産をリスクの1つとして挙げており、「中国で起こった各種のトラブルが生産を中断させ、また、政策の転換は生産に影響を与えてしまう」としていた。

 (翻訳編集・王知理)
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