10兆円の支援要請か 鉄道省は否定=中国

【大紀元日本11月8日】中国鉄道省は資金不足の危機を解決するため、政府に総額8千億元(約10兆円)の支援を要請していたことが、7日午前、中国のメディア各社に報じられた。だが午後になって、鉄道省は人民日報(電子版)を通じて、同報道は「全くのデマだ」と否定した。

中国経済網7日午前の報道で、鉄道省は中国関係当局に4千億元の資金援助及び4千億元の債券発行、計8千億元の援助を求めていたことを、鉄道省財務司の責任者の話として伝えた。実際決まった支援は、1千億元の融資と同額の起債、総額2千億元に止まっているため、政府主導の支援策が今後さらに拡大するのではないかと記事は指摘する。

一方、同日の午後、鉄道省は人民日報(電子版)を通じて、同報道は「全くのデマだ」と真っ向から否定し、「鉄道省財務司の責任者の話」についての報道内容は事実に基づいていないと批判した。

今年7月23日に浙江省温州市で起きた高速鉄道の追突事故の影響で、鉄道省は資金繰りが悪化し、さらに大規模な点検やプロジェクトの再審議が求められたため、多くの鉄道建設プロジェクトは中断されていた。先日の報道では、建設中路線の9割に当たる1万キロ超にのぼる鉄道工事は現在ストップしていることが明らかになった。

(翻訳編集・王君宜)
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