中国最大の淡水湖、水位低下により湖底が露わに=江西省北部

【大紀元日本11月9日】長期的に続く雨量の少なさと長江からの水量減少等により、中国最大の淡水湖・鄱(は)陽湖の水位が下降し続けており、広い範囲で湖底が露わになっている。中国広播網が6日に報じた。

江西省北部、長江南岸にある鄱陽湖を望む都昌印山水域は、露わになった湖底はひび割れ、一面に草が生えている。漁のために多くの漁民は、車で水のある所まで移動しなければならない。湖で漁をして20年の段銀生さん夫婦は干ばつのため、漁が出来ないと溜息をつく。

「今年は本当に水がない」「本来この魚はみな、行商人に売っていたが、今年はばら売りしている。(漁が少ないから)少しでも高く売らないと」

持続する水位の低下は、同時に湖周辺に住む20万人以上の人々や農作物の用水確保を困難にしている。都昌県に住む蘆秋鳳さんによると、周辺地域は日中断水しており、夜10時ごろになると1、2度だけ水が使える状態だという。

6日午後4時の時点の鄱陽湖都昌站で観測された水位は9.1メートルで、前日より13センチ下降している。これは観測史上、同時期平均水位に比べ3メートル以上低い値で、干ばつは年々深刻化している。

(翻訳編集・坂本)
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