イラン核開発問題の国際的解決に「中国」という関門

【大紀元日本11月11日】国際原子力機関(IAEA)が8日に発表した報告書には、イランが軍事利用を目的に核開発を進めている可能性を更に裏付ける情報が公表された。これについて国連安全保障理事会や外交関係者たちは、イランの最大の貿易国である中国の動きにスポットを当てている。

同報告書によると、イラン首都テヘランにある軍事施設に高性能起爆装置の実験施設が存在することが、衛星写真から確認されたという。中国外務省の洪磊報道官はこの報告書内容を「検討中」とし、「中国は核兵器の拡散、および中東のいかなる国へも核兵器の開発を容認しない」としながら、イランに対して「柔軟性のある誠実な態度を示し、IAEAに協力的であるべきだ」と要求した。

イランは西側諸国をけん制する目的で、広範に渡る取引を長らく中国と展開してきた。

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