中国に売られる東南アジア女性が増加

【大紀元日本12月5日】中国公安当局の幹部・陳士渠氏はこのほど、東南アジアの女性が中国で人身売買される犯罪が増え続けていると公表した。

同幹部によると、被害にあっている女性の大半はベトナムやミャンマー、ラオスなどの農村部の出身で、20~30代が中心。犯人たちは、高給の仕事がある、中国の大都市の金持ちと結婚できると話をもちかけ、女性たちを騙し、容姿と国籍によって、1人2万~5万元(1元は約12円)で妻として中国の農民に、あるいは売春宿に売られる。

同幹部は具体的なデータは挙げていないが、河南省政府の公表によれば、2009年4月以来、現地ではすでに被害にあった女性206人を救出した。被害者はベトナム、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアの出身だった。

中国とこれらの国の国境には川や山脈が乏しく、一部の地区は極めて貧困な状況にあることが、人身売買が増え続ける要因だと同幹部は述べている。

中国の公安当局は今年7月から9月までの間に、国境地帯の誘拐に対する特別捜査を展開した。広西省公安当局は、11の誘拐犯罪グループを摘発し、30件を解決。ベトナム人女性52人と13人の児童を救出できた。雲南省公安当局は21件を解決し、22人のベトナム人女性を救出している。

 (翻訳編集・叶子)
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