建設中の高架橋が崩落 「破壊実験だ」と当局=安徽省

【大紀元日本12月7日】安徽省合肥市で5日、建設中の高架橋が崩れて落下した事故が起き、6人の作業員が負傷した。だが当局は事後、「事故」ではなく、計画通りに行った「破壊実験」だと発表し、現場を通った作業員1人が軽い擦り傷をしただけと話している。河南商報が報じた。

崩落が起きたのは合肥市内にある包河大道の高架橋建設現場。5日朝7時半ごろ、「(高架橋の)下で作業していたら、上が揺れはじめ、そのうち全部崩れ落ちた」と作業員の1人は証言する。崩落した部分は900平方メートルに及ぶという。

事故後、包河大道プロジェクトの責任者・江浩氏は、これは「事前に計画した破壊実験だ」とメディアに話した。「実験を行わないと必要なデータが得られない」と説明している。

合肥市の重要インフラ管理局の張家祥・副局長も「仮設梁の超過荷重実験を行っていた」と話し、事前に作業員に通知していたという。

これに対して、作業員らは何の知らせも受けていないと反論した。

さらに、負傷者について、張副局長は、現場を通った作業員1人が「軽い擦り傷」を負っただけと話したのに対し、河南商報は、現場作業員の話として、6、7人が負傷したと伝えている。「その場で気を失った人もいる」という。けが人の手当にあたった合肥市友好病院の医師も、負傷した人は6人だと証言し、うち3人は入院治療を受けているという。

これらの証言について、張副局長は「今のメディアはそんなもんだろう。記者は詳細に調べていない」と反発している。

(翻訳編集・張凛音)
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