【東北再興】消えない傷跡(4)海岸線

【大紀元日本12月15日】津波の影響を受けた600キロにわたる海岸線は、異なる清掃段階にある粉々になった建物からなる泥沼のゴーストタウンと化していた。一階の内部を全て海が飲み込んでしまい、建造物は脚柱の上に建てられたかのように見える。所有者または生存した家族が書類を提出するまで、家屋の撤去は行えない。申請者が取り壊し作業に立ち会う義務があるが、仮設住宅が遠く、移動の足がない場合、容易にできることではない。

仙台から北東に40キロほど行ったところの東松島市に、家屋の取り壊し作業にかかる一握りの作業員の人影があった。一見したところ、この作業が始められるまでの書類手続きなどは想像もつかない。

伊藤源一さん(80)は、8ヶ月前の新居をじっとみつめていた。天災が着工した作業をブルドーザーが完了させるところに立ち会うために来ていたのだ。近くには津波が打ち上げた452トンの漁船があった。本来ならば隣人の居間にあたる場所だった。

▶ 続きを読む
関連記事
無神論だった女性が、2度の「死」を経験したと語ります。「天国で神に会った」という臨死体験が、彼女の信念を変えました
エレベーターより階段を選ぶだけで、心疾患による死亡リスクが約40%低下するかもしれません。約50万人のデータが示した階段上りの健康効果と、1日に上る目安の階数を専門家が解説します
雨音を聞くと、なぜか心が落ち着く。その理由は脳の働きや匂いの記憶にあるかもしれません。雨がもたらす意外な癒やしの効果を紹介します
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
便秘の原因は水分不足だけとは限りません。中医学で考える3つのタイプと、食事、ツボ押し、排便姿勢の工夫を紹介します