中国政府、クリスマスイベントを禁止=米人権団体

【大紀元日本12月24日】世界各地のキリスト教徒たちがクリスマスを祝うこの時期、政府の許可を得ていない家庭教会(別称・地下教会)のクリスマス祝賀イベントが規制されている、と中国のキリスト教関係者たちが訴えている。

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、山東省青島市で約300人の教徒を持つキリスト家庭教会の_zhan_牧師は、中国当局からクリスマスパーティーの開催を禁止するよう警告を受けた。さらに彼の教会の電力供給を停止する措置を取ったという。同牧師は22日、米国の人権団体「対華援助協会」にこの1件を伝えた。

対華援助協会の責任者・付希秋氏はVOAに対して、次のように説明した。「_zhan_牧師は中国当局の管制下にあるキリスト教組織『三自愛国運動会』から離脱して、独立した家庭教会を設立した後、絶えず当局の嫌がらせを受けている。_zhan_牧師は中国家庭教会総盟の事務総長も務めている。一方、家庭教会は中国政府の許可を得ていない」

今月初め、クリスマス装飾品の制作で有名な浙江省新塘村で、屋外クリスマスパーティーが当局により規制された。当局関係者は「政府が屋外の宗教慶祝活動を禁止している」という理由だけを告げてきたという。

VOAは付希秋氏からの情報として、「これまでにすでに40数人がクリスマスを祝おうとしたために身柄を拘束された。イブが近づくにつれ、同様の事件が一層増える。特に北京の状況は深刻。同市では1000人余りの教徒を持つ某家庭教会が屋外で盛大な慶祝イベントを開く予定」と伝えている。

付希秋氏は中国当局に対して、全国各地の教徒に平和的なクリスマス・イブを過ごさせるよう、呼びかけた。

(翻訳編集・叶子)

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