鄱陽湖60年来で最低の水位 12万人が水不足

【大紀元日本1月10日】 中国最大の淡水湖である鄱陽湖の水位が60年来で最低を記録した。

鄱陽湖は最近、長江の九江区間の水位低下、江西省内の支流からの流水減少、長期の干ばつ、降雨の減少などの影響受け、水位が下がり続けており、6日の時点で都昌区域の水位が7.95メートルと60年来でもっとも低い水位となった。このため都昌県市街地12万人の用水確保が困難な状況にある。新華社が伝えた。

6日午後、記者が都昌付近の水域を訪れたところ、湖底が現れ広範囲でひび割れて、タニシなど多くの水生生物が死に、漁船も干上がった湖底に横たわっていたという。同県の水道会社が管理する取水口には5本の水道管が設置され、ポンプを使用して遠く離れた湖の湖底から水をくみ上げ供給している。さらに湖を簡易施設で水をストックして住民に用水を提供している。

同湖都昌水文站職員によると、現在水位はゆっくりと下降を続けており、湖沿岸の町に住む住民の生活用水、船の航行、渡り鳥の越冬などに深刻な影響を及ぼしているという。

(翻訳編集・坂本)

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