北米で大フィーバーの中国伝統舞踊 ついに日本に上陸

【大紀元日本1月23日】米国の神韻芸術団の世界ツアーが、昨年末から始まった。三つの芸術団が、アジア太平洋、米国、欧州に別れて、各都市で同時公演していく。年初めから、米国とカナダの各都市でスタートした公演は、満員御礼の連日となった。

ニューヨークを拠点とし、海外居住の華人アーティストから構成される「神韻芸術団」は、中国大陸では失われてしまった中国五千年の伝統文化を再現することを使命として掲げる。世界ツアーは2004年から続いている。

中国の伝統的な古典舞踊、民族舞踊、民間舞踊、二胡の演奏、歌などが舞台に繰り広げられる。中国が最も栄えた「唐」の時代の華麗な芸術作品を、一流のアーティストと壮大な舞台装置により、豪華に蘇らせている。

今年に入って、米国のサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストン、サンディエゴ、カナダのモントリオール、トロント、オタワを既に巡回している。

ニューヨークでは、11日~15日に、リンカーンセンターで神韻巡回芸術団が5回にわたって公演。全席が完売後も、多くの人がチケットを求めており、舞台の一部が隠れてしまう非公開席まで売りつくした。

14日昼間の公演時は、場外で立見席を求める人が並んでいた。
その中の1人、ビルさんは、「明日の最終日、また運試しに来ます」と語った。彼はリンカーンセンターの常連客だという。

同劇場の管理者の1人は、「数十年間勤めているが、このような盛況ぶりははじめだ」と語り、ニューヨークを旋回した「神韻フィーバー」を窺わせた。

ボストン・オペラハウスでは20日~22日、4回公演が行われた。最高額の150ドルのチケットは完売。120ドルの席もほぼ売り切れという状態だった。

ハリウッドでの公演には、多くの芸能人、メディア関係者が鑑賞した。

アメリカのアニメ史上で最長寿番組として知られている「ザ・シンプソン」のプロデューサー、ジャスプリート・ディロンさんは「神韻のファンになりました」と宣言。同じプロデューサーであるロビン・リッジェリィ氏は、「神と天人の美を感じました。神韻公演を観ることができて幸せです」と語ってくれた。

ハリウッドの卓越したプロデューサー、マイケル・トルモ

神韻を鑑賞したマイケル・トルモン氏(大紀元)

ン氏は、「これほどまでに華麗な衣装、一流の歌と舞踊、妙なる音楽を堪能できて、全身全霊が熱くなっています。物語からの美しいメッセージにも魅了されました」と語った。

すでに何回も神韻の公演を観たというチャルド夫人は学校の先生。「公演を観るとき、私の心はダンサーたちの一つ一つの動きに誘われて舞い出しているかのようでした。この舞台は大好きです。一年前から楽しみにしていました」と熱い口調で語ってくれた。

アラン・ルイサさんは会計コンサルティング会社を経営。神韻のチケットは妻からのクリスマス・プレゼントだったという。「人生で最高の素晴らしいプレゼントでした。すべての舞踊は完璧で、落ち度が一つも見あたらない」

「これほど感動的で、究極の美しさの舞台だとは予想もしませんでした。すっかり惚れ込んでしまいました。自分の周りのすべての人に勧めたいです」と語るスティーブン・ノバーロさんは、オランダの大手企業のニューヨーク支社の部長を務める。「感無量です。公演が終わっても興奮が冷めません」と、目を潤わせていた。

不動産会社の社長、ホイレさんと夫人。「美しい別世界にタイムスリップしたよう」

多くの中国人の観客からもコメントが寄せられた。以下はその一部。

「私はほかの舞踊をたくさん観てきましたが、これほど心を揺さぶられたことはありませんでした」と語るのは、半年前から米国に留学してきた李さんだ。「とにかく震撼しました」「神韻の古典舞踊は美しすぎます。特に仙女が悠々と舞い上がるときに伝わる純潔な美しさは、私の心の中のイメージそのものです。とても素晴らしい。心の奥底に響きました」。

ニューヨークの中華街で法律事務所を経営している華人弁護士の呉文郁さんは、初めて公演を観た。「神韻は中国で忘れ去られている伝統文化を再現しています」と語った彼女は、4月に両親を連れてリンカーンセンターでの公演を再び鑑賞するという。

水生物科学研究に携わる趙さんは、「神韻は私が見た中国伝統文化の公演の中でも格別で、最も壮観な舞台です。瞬きすることも惜しみました。すべてのシーンを逃したくなかったからです」。

昨年10月、米国に渡ったばかりの中国人の林さんは、「国内ではこのような素晴らしい公演は存在しません」とコメント。

1人の中国人女性・範希雲さんは神韻を鑑賞した後、「感動しました。涙が止まらないほど深く感動しました」と語った。

2012年2月、「神韻芸術団」は全ての演目を一新し、東京、名古屋、広島、大阪での公演が予定されている。日本語公式サイトはhttp://www.ticket-online.jp/

(翻訳編集・叶子)