中国の輸出制限は「ルール違反」 欧米メキシコの訴え認める=WTO
【大紀元日本2月2日】中国による鋼やアルミニウムなど9種の希少金属の輸出制限は、加盟国の協定違反で国際ルールに反しているとして米国と欧州連合、メキシコが提訴していた問題で、WTOは30日、欧米側の主張を認めた。
今回の裁定についてロン・カーク米通商代表は「米国、特に製造業とその労働者にとって大きな勝利。オバマ政権は引き続き、中国に他国同様、ルールを守るよう促す。そこではじめて米国労働者と企業が平等な競争権利を得られる」と述べた。
米通商省は、「中国が工業原料を輸出制限することで米国や他国の競争環境に不利益をもたらしている。これらの国の製品、生産と輸出に影響し、人為的に原材料の価格を押し上げた。同時に、中国製品の生産コストが低下させたため、中国企業は国際市場で巨大な競争優勢を得ている」とし、この種の輸出制限は、外国メーカーに強い圧力をかけ、最終的には生産と技術を中国に移さざるを得なくなったと主張していた。
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