北の大臣ら5人が事故死 故金正日誕生日の配給品運搬中

【大紀元日本2月17日】北朝鮮の平安北道で14日、故金正日総書記の誕生日にあわせて配給品を運搬するへリコプターが墜落し、乗っていた商業担当大臣を含む5人の政府要人が死亡した。デイリーNKの電話取材に答えた北朝鮮内部の消息筋が明かした。

その情報筋によると、西海沖のスワン島に向かっていたヘリは、着陸時に船尾が岩に激突し、まもなく爆発したという。パイロットとテレビ局のクルーは脱出したが、大臣らは逃げ損ねたという。

また、北朝鮮政府は近日にも公式葬儀を開くと話しているというが、「祝賀ムードを壊さないためにも(葬儀は)遅らせるかもしれない」と情報筋は明かした。

スワン島は、大和島の北方40キロ地点に位置する離島。デイリーNKによると、北朝鮮当局は配給品を島に送る事で、故金正日の偶像化を深める予定だった。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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