38歳の処女 婚前交渉のストップ促すサイト開設

【大紀元日本2月21日】近年、中国のインターネットでも、半裸姿の女性など男女の性に関する広告が容易に目に付くところに置かれており、性の解放という道徳の堕落が顕著になっている。そんな中、ある38歳の女性が自身の「処女証明書」の公表とともに婚前交渉をやめるよう若者に訴えるサイトを開設し、論争を呼んでいる。

女性の名は涂世友。湖北省出身のフリーランサーで「貞操の女神」とネット上で自称している。「一部の若者の性への見方は歪んでしまった」と感じた彼女は、1千元をかけてサイト「雅品貞操網」を開設した。

上海日報の取材に対して答えた彼女は、自身の「長く処女を保つという体験を共有する」ために、処女と非処女の違い、貞操を守る大切さなどについて説いており、婚前交渉を止めるよう訴えている。

複数の読者が、彼女自身が処女であると主張することに疑問を持ったため、彼女は医師が発行した「処女証明書」の写真を大胆にもサイト上に発表した。また中国国内で優秀校の一つとされる武漢大学を卒業し、博士号を有することも明かした。

「過去38年間、貞操を守ることが出来たので、私はこのウェブサイトを用意しました。しかし多くの若者はこれを大事にしないので、少し悲劇的な人生を送っています」と上海日報に対して答えた。

彼女は若者に対し、「適切な形」としても女性像を見せたいという。セックスなしで「喜びに溢れた輝かしい人生」を送ることが出来るし、処女を保つことは難しくないとサイト上で訴える。

このサイト自体は昨年11月に公開されたが、最近マイクロブログ・微博でアドレスが公開されると、すぐさまアクセスが上昇した。多くのネットユーザーが貞操について熱い議論を交わすようになった。3700人以上が答えたサイトのアンケートによると「婚前交渉しない」という彼女の意見には57%の人が賛成している。

ある者は、彼女が人工の処女膜を付けたニセ処女だと中傷するが、この疑いを払拭するために、証明書の発行には最も評判の良い病院を選んだという。また「さらに疑問を抱く人がいるならば、もっと厳格な検査をする機関を見つけます。生涯セックスを控えたということを証明し、社会にこの価値を伝えたいだけです。それを捏造する必要などありません」と答えた。

「有名になろうとしているわけではありません。私らしい人生を送りたいだけです」と彼女は付け加えた。

(翻訳編集・佐渡 道世)
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