武装警官がチベット人銃殺 3人死傷=青海省

【大紀元日本3月10日】中国青海省ゴロク・チベット族自治州では6日、中国武装警官がチベット人を銃殺する事件が発生した。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道によると、1人死亡、2人負傷。

VOAは2人のチベット人の証言として、当時の状況を次のように報じた。

当日、大勢の武装警官があるチベット人男性の自宅を訪れて1人の男性を逮捕しようとした。情報によると、逮捕の理由はこの男性がある抗議活動に参加したためだという。その間、男性の隣人が警察に対して、逮捕しないよう頼み込み、警察の行動を阻止しようした。武装警官は警告することなく、突然、銃を発射。28歳のチュルさんは顔面を撃たれて即死した。そのほかの2人、ガカさんとロルさんは重傷を負った。

同自治州に隣接する県では1月8日、チベット仏教の指導者が焼身自殺する事件があった。また、現地では、数千人のチベット人が抗議していた。人権団体は、参加者を捜査する過程で殺害あるいは身柄拘束された人数は報道より多い可能性を指摘した。

 (翻訳編集・叶子)
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