「中共幹部がいい」家業継ぐ意思なし 家族経営の二代目

【大紀元日本3月21日】上海交通大学の安泰経済・管理学院がこのほど公表した調査によると、中国では家族経営の企業の二代目の8割強が、家業を継ぐ意志はなく、実体経済よりも株や外貨の取引、不動産の売買などのバーチャル経済に興味を持っているという。そして多くの御曹司たちは共産党幹部になりたがっている。

中国共産党の機関紙「人民日報」ウェブ版によると、上海交通大学の余明陽教授が率いる調査チームは、各業界の家族経営型企業182社を対象に調査を行った。

余教授は、御曹司たちが家業を受け継ぎたくない幾つかの理由をまとめた。まずは、彼らは「厳格で、ケチ、事細かく自信過剰の親たち」に不満を抱いている。また、伝統的な産業に興味がないのも大きな理由のようだ。そして、国外で長く生活し、国内の環境に馴染まない御曹司や、長期的に優雅な生活に浸り、仕事に束縛されたくない人が多くいる。

「このような二代目が無理やり家業を受け継がされると、経営において、往々にして先代と激しく対立してしまう」とも指摘された。

今後10年間、中国の私営企業は経営陣の交代という肝心な時期を迎える。「特に家族経営型企業は後継者危機に瀕する」と調査チームは警鐘を鳴らした。 

 (翻訳編集・叶子)
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