2日間で520万回アクセス、艾未未氏に映像公開中止命令

【大紀元日本4月7日】「心配する人のためのプレゼント」として、3日、北京の自宅兼スタジオにウェブカメラ4台を設置し、インターネット上に自身の行動を24時間公開した艾未未氏。しかし、政府からの命令でわずか2日後にサイトは公開中止となった。

艾氏は中国で指折りの芸術家でありながら、当局に対し、たびたび痛烈な批判を展開してきた。毒入り粉ミルク事件や四川大地震のおから工事について独自の調査を行ったり、また人権活動家をも支援してきた。

4月3日は、艾氏が去年北京国際空港で出国する際に逮捕された一周年の記念日である。当時、約3カ月拘束された後、脱税の罪で1500万元(240万ドル)の罰金を課せられた。本人は罪状を否認している。

この日に映像公開を始めた理由について、艾氏は当初、自分の身の安全を心配する家族や友人、そして自分を監視する公安局へのプレゼントである、と話していた。

米NBCの報道によると、中国政府は艾氏に電話をかけ、カメラ撮影の中止を命じたという。しかし、その理由について、当局は説明しなかった。

4日夜、艾氏は映像の公開をすべて止めた。伝えられるところによると、そのサイトアクセス数は2日間で520万回に達した。 

 (翻訳編集・叶子)
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