米報告:中国の武器開発ペースを過小評価 「戦略的欺瞞」が一因
【大紀元日本4月9日】米議会の政策諮問機関・米中経済安保調査委員会は5日に研究報告を発表し、米国が今まで数回、中国の兵器開発ペースを過小評価していたことを指摘した。今後、中国軍のさらなる近代化と作戦能力の向上に備え、米国も分析手段と能力を高める必要があると助言した。
中国が軍の近代化を大々的にスタートさせたのは経済体制改革を開始した1979年。1989年以降、中国は軍事改革を加速し、国防予算は24年間連続して2桁の増加を続けた。2008年の国防白書では、2010年までに国防の「確固たる基礎」を築き、2020年までに「自動化と情報化への重大な転換」を果たし、今世紀半ばには「国防現代化」を実現する、と明確な目標を掲げていた。
その「現代化」の過程において、中国は武器装備の自主開発力を身につけてきた。今回米中経済安保調査委員会が発表した報告書は、中国の自主開発兵器の一部が開発から配置にかかった時間は、米国などの予測より短かったと指摘。その例として挙げたのは、039A/B/041型(元級)ディーゼル潜水艦、SC-19衛星破壊ミサイル、対艦弾道ミサイル・東風21D、殲20ステルス戦闘機という4つの重要な武器システム。
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