グリーンピース:中国産茶葉に毒性の強い残留農薬 

【大紀元日本4月13日】国際環境NGOグリーンピースが中国の9つの大手メーカーが生産する茶葉を検査したところ、全銘柄から残留農薬が検出された。11日、グリーンピースが発表した調査報告で明らかになった。

9つのメーカーは呉裕泰、張一元、中国茶葉、天福銘茶、日春、八馬、峨眉山竹葉青、御茶園、海南農墾。グリーンピースが昨年12月から今年の1月にかけて、これらのメーカー産の18の銘柄の茶葉を市場から購入し、農薬検査を行った。その結果、全銘柄から少なくとも3種類の残留農薬を検出した。うち6つの銘柄に10種類以上、中でも日春の鉄観音には17種類の農薬が含まれていた。

検出された農薬には、毒性が強く、使用が禁止されているメソミルやエンドスルファン、フェンバレレートなどが含まれている。これらの残留農薬は生殖機能や胎児の発育などに影響を及ぼす恐れがあるとグリーンピースは指摘した。

グリーンピースの発表に反論の声も上がっている。中国茶葉流通協会の呉錫端・理事長は、今回の指摘は中国の基準とグリーンピースの基準の違いに起因したものだと釈明。中国の国家基準は国際食品規格委員会が制定したものに従っており、グリーンピースが採用した基準は、より厳しいEU域内のものだという。茶葉の残留農薬値が基準越えしているのは「EUの基準が厳しすぎるため」だと反論した。

(翻訳編集・張凛音)
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