「中共の首脳も神韻を見るべき」NYへ神韻鑑賞にきた中国官員

【大紀元日本4月27日】4月18日から22日まで、神韻巡回芸術団により、追加公演も含めて7回行われた神韻ニューヨーク公演は大盛況のうちに幕を閉じた。

会場はニューヨークでも最高級の劇場、リンカーン・センター。同会場では今年1月にも5回の神韻公演が行われているが、このたびの4月公演は、熱烈な神韻ファンの期待に応えるため同シーズン内での再演を実現したものである。

その初日である18日の夜公演には、ニューヨークの主流社会の人々や、芸術界をはじめとする各界の著名人などが多く詰め掛けた。

また、この神韻を鑑賞するために、わざわざ飛行機に乗って中国からニューヨークに来ていた中国人観客も少なくない。

その中の1人、中国で貿易関係を担当する官員である郭さんは、公演鑑賞後の取材に対し、感激のあまり目に涙をためながら次のように答えた。

「神韻は、まさに偉大なステージです。中国共産党の首脳にも神韻を見てもらいたいと思います」

郭さんの話によると、今年2月に訪米した際、4月にニューヨークで神韻公演が行われることを友人から聞いた。以来、2カ月間待ちに待った郭さんは、念願の神韻鑑賞のために、まさしく飛行機で「飛んで」来たという。

驚いた記者が「そのために、わざわざ飛行機で来たのですか」と重ねて聞くと、郭さんは次のように答えた。

「そうです。ただ神韻を見るために、私は米国に来たのです。そして、その願いは今日ついに叶いました。神韻のステージは、私の生涯のなかで忘れ難い、最高のものとなりました。美しく、善良な中国伝統文化のなかに、私は希望を見たのです」

そう話しながら、つい興奮しそうになるのを抑えようとして、努めてゆっくりと語る郭さん。しかし、その声には感動の嗚咽が混じり、目にたまった涙をこぼさないようにしている様子が、記者にもよく見て取れる。

「自由の女神像のあるニューヨークで神韻を見た私にとって、信仰の自由を求める法輪功学習者を描いた演目は、まさに衝撃的でした。私の友人にも法輪功を修煉している人がいます。法輪功学習者は皆、純粋で善良な人々なのですが、中国共産党は彼らを許さず、残酷な迫害を加えるばかりか、恐るべき臓器狩りなどをしています。私は中共の首脳にも、この神韻公演をよく見てもらい、深く反省して欲しいと思います。そして私と同じ中国の官員および民衆に、この13年もの間、法輪功学習者がこれほど残酷な迫害を受けていたことを知らせたいと思います」

インタビューの最後に郭さんは、「神韻は近い将来、必ず中国国内で公演ができるでしょう」と語った。

(記者・陳天成、翻訳編集・牧)