陳情受理部門の元トップもひざまずいて陳情

【大紀元日本5月4日】福建省寿寧県の信訪局(中国の民衆は陳情する部門)の元局長は、警察当局に自殺とみなされた娘の死因に納得せず、同省の寧徳市役所前でひざまずいて陳情した。ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

同局の元局長・柳乃華氏はマイクロブログ・QQで自身の境遇を訴えた。それによると、23歳の娘は3月19日に16階のビルから転落死したが、体には刺されたような傷があったという。また窓から落ちた後に、当時、同じ部屋にいた元彼氏は救急車を呼ばず、70キロ離れた晋江市に逃げたという。

「娘は同じ部屋にいた元彼氏と喧嘩し、窓から押し出された。元彼氏が容疑者だ」と柳氏は主張するが、警察局は自殺と判断した。柳氏は警察に再調査を行うよう、市役所の前でひざまずいて陳情した。

「法治社会ではない中国では誰でも弱者、次の被害者になる」と福建省在住の人権活動家・呉華英氏はRFAに述べた。

 (翻訳編集・王知理)
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