王立軍氏に死刑か 上層部に近い情報筋が暴露

【大紀元日本5月11日】重慶市元トップの薄煕来氏の事件に関する内幕を暴露する著書「薄煕来事件迷局」(5月発売、明鏡出版社)の中で、現在取り調べを受けている王立軍重慶市元公安局長について、死刑になる可能性が高いと記した。

同書は著者の董裴氏が上層部に近い情報筋、政治評論家、内情者から得た情報を纏めたもので、王氏の処分について「亡命騒ぎは党にとってこれまでにない反逆行為で、再発防止のためにも、死刑は避けられない」と述べた。

また、王氏のこれまで法的手続きを無視する強引な取り締まり方法も問題視されている。調査によると、同氏は遼寧省錦州市と重慶市の公安局長に在任中、異常とも言える200人に死刑を言い渡したという。

さらに取り調べ中、拷問が日常的に行われており、不当に逮捕された者は少なくとも1千人を超えたという。

そのほか、同氏の経済問題も調査されている。ある内情者によると、王氏が不正に得た金額は1億3千万元(約16億4千万円)に上ったようだ。

どれも重い罪で、最終的に死刑に処される可能性が高いと関係者らはみている。

 (翻訳編集・余靜)
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