中国の水道水 50%が「汚水」 給水施設の設備遅れが原因とも

【大紀元日本5月11日】「水道水の合格率はわずか50%」というニュースが最近、ネットで急速に広がっている。中国住宅・都市建設部水質センターが2009年後半に行った全国の都市飲用水状況に関する調査では、「水道水」の安全基準を満たした配給地域は、わずか全体の50%だという。つまり、半数は汚水が「水道水」として配水されていることになる。

調査結果は公には公開されていないが、国内紙・新世紀週刊に対して同部門関係者が取材に答えた。

同調査によると、中国の大部分の都市給水配管の素材は粗悪で、国際基準に達しておらず、鉄のパイプが50.8%、コンクリートパイプが13%、亜鉛メッキ鋼管は6%になる。給水パイプが古い場合、爆裂事故が起こるほか、水槽とタンクの第2次汚染事故も頻繁に起きている。

給水施設の設備遅れを指摘する声も上がっている。「中国経済ネット」によると、全国4000以上の水道水処理施設のうち、98%は旧来の処理技術を使用しているという。水は一旦、重金属や有機化合物に汚染されると、飲用水として処理できなくなる。

現在、中国国内のすべての都市で水道水は直接飲むことはできないが、市民の間では洗濯、シャワー、食料品を洗う際には使用されている。煮沸では有機汚染物や重金属粒子は除去できない。重金属粒子によるお潜水は人体にある程度蓄積すると、ガンや奇形など突発的な異常を発生するおそれがあると言われている。

(翻訳編集・王知里)
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