イギリス人毒殺事件 米政府は証拠を入手=米紙

【大紀元日本5月26日】失脚した元重慶市トップ薄煕来の妻・谷開来氏が関与したとされる、英国ビジネスマン、ニール・ヘイウッド氏毒殺事件の証拠を米当局は掴んでいるという。米紙ロサンゼルス・タイムズが23日報じた。

同紙が引用した有力な情報筋によると、「王立軍氏はヘイウッド氏の遺体から採取した血液サンプルと体の組織を専門家に分析を依頼し、その結果を米総領事館に提出した」という。

また、信頼性の高い科学捜査ではヘイウッド氏の死因は中毒死だとも伝えられた。

一方、台湾出身で世界的に有名な法科学者・李昌_yu_(.ヘンリー・リー)博士は今年2月に重慶市警察当局の依頼を受け、事件の証拠とみられるサンプルを分析したと報じられた。

李博士は、「王立軍氏による米総領事館駆け込み事件の約1週間前、重慶警察当局から、アルコールが原因で死亡した人の血中に含まれる毒物の分析を依頼された」と話した。

李博士によると、血液検査については重慶市公安局副局長だった王立軍氏からの依頼ではなく、死亡者も明かされていないという。また同氏は「DNA検査でヘイウッド氏のものかどうかは確認でき、血液検査で死因を特定できる可能性もある」と述べた。

王立軍は米総領事館に駆け込んだ際、薄氏の妻・谷開来氏がヘイウッド氏の殺害に関与したと証言した。4月10日、薄氏は党内のすべての職務が停止され、谷氏は故意殺人罪で逮捕された。薄氏の処分は第18回党大会開催前、6月中にも発表されるとの見方が出ている。

(翻訳編集・余靜)
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